CBDって何?

CBDについて

CBDとは

CBDとはカンナビジオール(Cannabidiol)の略称で、大麻草に含まれる成分です。
大麻草には100種を超えるカンナビノイド(Cannabinoid)と呼ばれる化学物質が含まれており、CBDはその一種です。精神作用や中毒性が無いが長年の研究からわかっており、医療・健康・美容業界等から注目を集めています。
CBDにはストレス軽減等の効果が期待され、CBDを含んだ様々な製品が販売されています。

CBDは違法じゃないの?

「大麻草に含まれる成分」と聞くと違法じゃないかと思う人もいるかもしれません。
結論から言うと、CBDは日本の法律(大麻取締法)では合法です。
同じく大麻草から抽出されるテトラヒドロカンナビロール(Tetrahydrocannabinol)、通称THCという成分があり、こちらが向精神性を持ち、いわゆるハイになる」という症状を引き起こします。

CBDは合法で、THCは違法?同じ大麻草の成分なのに何故?

同じ大麻草から取れる成分でどうやって合法か違法か分けているの?と思う方もいるかもしれません。
実はこの両者はそれぞれ抽出できる大麻草の部位が違うのです。具体的には以下の通りです。

①CBD:成熟した茎や種子から抽出
②THC:花穂や葉の部分から抽出


日本の大麻取締法では①の部位から作られた製品は規制対象外となっているのです。
(ただ、厳密に言うと向精神成分のTHCを規制している法律は「麻薬及び向精神薬取締役法」の方です)

引用:「e-GOV 法令検索」より
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000124


ちなみに2022年8月31日時点の厚生労働省のHPでもCBDに関しては以下の通り記載されています。

引用:「厚生労働省 HP」より

ただ、この大麻取締法に関しては今後改正となる可能性もあります。現行の内容では大麻草の部位での規制となっていますが、THCの含有に着目した規制に見直すと言う論争も出ているからです。
そもそも大麻取締法は向精神作用のあるTHCを規制するために、THCの含有量が多い花穂、葉等を使用しての製品を規制しておりました。その基準に則ると、「花穂、葉以外の部位から作られる製品はOKとなりかねませんが、実際は他の部位にもわずかながらTHCが含まれるからです。ですので、「大麻取締法で規制されていない部位から作ったもの=THCフリー」には必ずしもなりません。
この件に関しては今後の法改正の動向にも要注目ですね。

CBDの効果

このCBDですが、摂取する事で以下の様な効果が期待されます。

期待される効果
  1. ストレス軽減・リラックス効果
  2. 不眠症の改善
  3. 美容効果

ストレス軽減・リラックス効果

CBDには不安やストレスを軽減させ、リラックス効果を与えるという効果があると言われています。長い間、不安やストレスを抱える事は鬱(うつ)病等の精神疾患を引き起こす懸念があります。
CBDを摂取する事でそういった事を未然に防ぐ事が出来るのでは無いかと期待されています。

不眠症の改善

上記の通り、CBDには心身ともにリラックス効果が期待できるため就寝前に摂取するとリラックスして深い眠りにつく事が出来ると言われています。実際に筆者自身がCBD製品を愛用している理由はここにあり、自身でも睡眠の質が改善されていると実感しております。
2021年の調べによると日本人はOECD加盟国30ヵ国中最下位の442分(約7.3)時間の平均睡眠時間というデータもあり、睡眠の質に悩まされている人も多くいるのではないでしょうか。

美容効果

昨今ではCBDは美容業界からも注目を集めています。アメリカを中心とした諸外国の研究によると、CBDには抗炎症作用・ニキビ・皮膚アレルギー等の皮膚に対するポジティブな効果が示唆されています。まだまだ研究途上の分野ではありますが今後の発見に期待が高まります。

CBDの副作用は?

では、CBDの副作用・デメリットは?という質問も当然出て来ますよね。CBDを摂取する事による副作用に関しては2017年にWHO(世界保険機関)が「CBD事前審査報告書」にて、副作用のほとんどない成分であると言及しています。

参考文献:CBD 事前審査報告書

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しかし、どんなに安全な成分でも過剰に摂取したりすると何らかの影響が出る事もあります。例えばですけどプロテインを大量に摂取すると肝臓に負担がかかり、肝機能に悪影響を与える可能性もありますよね。
また、他の医薬品と併用した場合は何らかの相互作用を引き起こす可能性もゼロではないため、何か常用薬がある方はCBDを使用する前に医師に相談される事をおススメします。

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